しばらく日記から遠ざかっていました(ゼミブログはいくつか書きましたが)。採点作業やら,私事やらでドタバタしておったものですから。ようやく,そこらあたりも落ち着いて,「思想の夏休み」(by 内田義彦)とでもいうべき時期を迎えることができそうな気配。
といっても,9月初頭に経営哲学学会で報告があるので,その準備をしないと。もちろん,今まで,そして最近考えていることの「素描」を報告したいと思っているので,当然ながら“頼まれ仕事”ではありません。
とはいえ,私の悪い癖で,あれやこれやと読み散らかしては,よしなしごとに思いを廻らすのが常。最近も,ふと思い起こして占部都美『改訂 企業形態論』『経営形態論』(著作選集版)を斜め読みしたり,山田保『企業成長と企業理論』を粗々読してみたり。また,三品和広教授の新著を往路帰路の車内で読み耽ってみたり(読みやすいけど,けっこうじっくりと読まされてしまう本。来年のゼミの輪読で使ってみてもいいかも)。
現在の基本的関心が「そもそも,企業が発展するって,どういうこと?」という厄介な問いで,しかも私の思考特質上,原理的なところから考えていってしまうので,なかなか面倒なことになっているのですが,残された僅かな夏休みを使って,ちょっとでも考えを前に推し進めることができたら,と念じている次第です。