いよいよ今年も残りわずか。今年もほんとうにお世話になりました。
どうぞ来年もよろしくお願い申し上げます。
今年は、ほんとうに大変な年でした。何より東日本大震災。阪神大震災のときもたいへんではありましたが、今回の場合は、大津波や原発事故など、今までにない(隠れていた)問題が浮かび上がってきた点で、いろいろと考えさせられることが多かったです。
個人的には、ひじょうに忙しいながらも充実はしていた一年でした。今の大学に移って初めての卒業生を送り出し、同時に第3期も早々と始動。ぶじ(すぎるくらい、ぶじ)に動いてくれてると思います。これから就活で大変だろうと思うけれども、しっかりと(^^)b そして、そうこうしているうちに秋には第4期メンバーも決まりました。本格始動は来年からだけれども、研究も遊びも第3期を超えるくらいに一生懸命にやっていってほしいなと。
研究面では、とりあえず活字になったものが1本と、年明けに活字になるものが1本。学会報告と部会報告それぞれ1本ずつ。出来はともあれ、まぁ久しぶりに“研究者”らしいことはできたかも(笑) 単著を出して、来年1月でもう5年。そろそろ次に向けて、ちゃんとかたちにしていかないと。
ただまぁ、年末にできあがった経営学史学会叢書の『バーナード』、はじめてドイツ経営学以外で論文を書いたので、不安は不安(^_^;)
能のほうは、さすがにいろいろ忙しくなってきて、あまりたくさんは観れませんでした。今年は、やはり山本順之さんの舞台2つ(2月27日『東北』、10月22日『姨捨』)がことさら印象的でした。他にも、塩津哲生『野宮』(8月21日)、同『鸚鵡小町』(10月1日)、近藤乾之助『高野物狂』(10月9日)、片山幽雪『摂待』(11月4日)あたりが特に印象深かった舞台。12月の喜多流職分会での佐々木多門『六浦』と塩津哲生『唐船』(12月18日)も、佳かった。特に佐々木多門『六浦』は老巧が醸し出すような強烈な情趣というものは、さすがにまだまだ滲み出てはいなかったけれども、規矩の正しい謡や型の一連が、ブツブツと途切れ途切れになるのではなく、連綿と展開されて、さっぱりとした爽やかな舞台でした。それと、舞囃子では10月1日の塩津哲生の会での野村四郎『養老 水波之伝』が絶品。盤石の腰を軸とした、身体の隅々まで気の徹った舞に圧倒されました。
今年は、あまり「はずれ」がなかったという点で、よかったかも。
12月の印象記は、年明けの時間があるときに書きたいと思ってます。
今年は、本格的にFacebookを使うようになって、想像以上にソーシャルな(=人と人との)ネットワーク(=つながり)ができたように思います。じゅうぶんに活用できているとは言い難いのですが、来年もぼちぼちと使っていきたいなと。
長々と書きましたが、ほんとうに今年一年、ありがとうございました。
来年も、今年と変わらず、あるいは今年以上に、どうぞよろしくお願い申し上げます。